ブラジル食肉不正問題、加工会社3社にリコール命令
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【3月25日 AFP】ブラジルの国家消費者局(Senacom)は24日、同国の経済に打撃を与えている食肉不正問題に関わったとされる国内の食肉加工会社3社の製品のリコール(回収)を命じた。
消費者局は声明で、南部パラナ(Parana)州にある、食品加工会社ソウザ・ラモス(Souza Ramos)、トランスミート(Transmeat)、ぺシン(Peccin)の3か所の工場は、「5日以内」にリコールを開始するよう命じた。
今回のリコールは農牧・食料供給省の懸念を受けたもので、同省はぺシンの製品については健康リスクの可能性を、ソウザ・ラモスとトランスミートの2社については製品管理の欠如を指摘している。
この問題では、衛生基準を満たしていない食肉を、添加物を使ってごまかしたり、検査官に賄賂を渡して偽の証明書を発行させて販売したりしていたことが明らかになり、その捜査では、今回の3社を含む21社が対象となってる。(c)AFP