バーディーが脅迫被害、前監督解任劇の黒幕と疑われ
このニュースをシェア
【3月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)に所属するストライカーのジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)は、王者が泥沼のスランプ状態で降格危機に陥る中、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)前監督を退任に追い込んだ張本人と疑われたことで、自身と家族が殺害の脅迫を受けたと明かした。
ノンリーグ時代を経てイングランド代表の座を勝ち取り、昨季はその得点力でレスターにタイトルをもたらした30歳のバーディーは、ツイッター(Twitter)に脅迫コメントを投稿した犯人に対して単に警告するだけでは不十分だと強調した。
22日に行われるドイツとの親善試合に向け、代表チームの練習に参加しているバーディーは、「ある記事を読んだら、(ラニエリ氏について、選手とオーナーとの間で)話し合いが行われたのは、(チームが1-2で敗れて前監督が解任されることになった欧州チャンピオンズリーグ〈UEFA Champions League 2016-17〉決勝トーナメント1回戦第1戦の)セビージャFC(Sevilla FC)戦の直後だったと書かれていた」と語った。
「その記事には、実際には僕がドーピング検査に3時間ほど費やしていたときに、僕が個人的にその話し合いに関与していたと書かれていたんだ」
ラニエリ前監督の後継者となったクレイグ・シェークスピア(Craig Shakespeare)監督の下で、本来の活力と実力を取り戻したバーディーは、自分が標的にされるのは対処できても、家族が攻撃されるのは話が別だとして、「そういう記事が出ると世間が飛びつき、自分の家族や子どもたちなど、何もかもが危険にさらされる」と訴えた。
「サッカーファンは僕のことが気に入らないらしい。それは自分で対処すればいい問題だが、妻が子どもたちを後部座席に乗せて車を運転しているときに攻撃されるのは、とんでもないことだ。そういうことが何度も起きている」 (c)AFP