仏パリ空港で兵士の銃を奪った男を射殺
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【3月18日 AFP】(更新、写真追加)仏パリ(Paris)郊外のオルリ空港(Orly Airport)で18日、警備にあたっていた兵士の銃を奪った男が、治安部隊に射殺された。仏内務省が発表した。
目撃者によれば、事件が起きたのは現地時間18日午前8時30分(日本時間同日午後4時30分)ごろで、内務省報道官によると、男は空港の売店に逃げ込んだ後に射殺された。利用客などに負傷者は出ていないという。
事件を受け、二つあるターミナルは両方閉鎖された。南側のターミナルからは3000人近くが避難したが、もう一つのターミナル内の利用客は「閉じ込められた」状態だという。また航空当局によると、オルリへ向かう交通は「完全に封鎖」されている。
ある目撃者は「チェックインするために並んでいたときに近くで3、4発の銃声が聞こえた」「全員、空港入り口から200メートルほどのところまで外へ出た」「警察官、救急隊員、兵士らが四方八方にいた。治安関係者からは、37、38番ゲートの近くで起きたと聞いた」と語った。
フランスは、2015年11月のパリ同時襲撃事件や昨年7月のニース(Nice)でのトラック突入事件など相次ぐ襲撃事件を受け現在も依然として、非常事態宣言が出されたまま。来月に第1回投票を控える大統領選では、有権者の主な関心の一つに治安が挙げられている。(c)AFP