【3月18日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2017)は17日、第4節の試合が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)は後半のほとんどを数的有利な状況で戦ったものの21-34でブルズ(Blue Bulls)に敗れ、開幕4連敗となった。

 17-14とリードして後半を迎えたブルズは、後半開始早々にFLレナルド・ボスマ(Renaldo Bothma)がエドワード・カーク(Edward Quirk)に対して腕を伸ばした状態で首にタックルを仕掛けて退場処分となり、FW陣が7人になった。

 しかし、ボスマを欠く中でもブルズはさらに17点を重ねる中で失点を7に抑え、今季3試合目にして今季初白星を飾った。

 4連敗となったサンウルブズだが、前節に続き才気を垣間見せた。

 チーターズ(Central Cheetahs、南アフリカ)戦で2トライを決めたWTB福岡堅樹(Kenki Fukuoka)は、前半終了間際に5人抜きした江見翔太(Shota Emi)のお膳立てから見事なトライを決めた。江見はこの試合のマンオブザマッチを獲得している。

 とはいえサンウルブズは数的有利の状況を生かすことができず、後半に巻き返しをみせるまでは劣勢に立たされた。

 残り9分でカークがトライを決めると、さらに途中出場のリアキ・モリ(Liaki Moli)がインゴールを陥れたかに思われたが、ノックオンの反則を取られた。

 カークは数度あったボールの処理でのミスが、サンウルブズ史上初の敵地での勝利の夢を絶ったと語った。

「今は勝てていないかもしれないが、学んではいる。昨シーズン繰り返された惨敗は、うまくいけば過去のものになる」とコメントした。(c)AFP