ワウリンカがフルセットでティエム下し4強入り、BNPパリバOP
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【3月17日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)は16日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-4、4-6、7-6(7-2)で第8シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を振り切り、自身初となる大会4強入りを果たした。
世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と同2位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が敗退する中、今大会で勝ち残っている選手の中で最高位に立つワウリンカは、この日行われたもう1試合の準々決勝でパブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)を6-1、3-6、7-6(7-4)で退けた第21シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)と対戦する。
約2時間半に及んだ一戦を制してツアー通算450勝目を飾ったワウリンカは、2014年のモンテカルロ・マスターズ(Monte Carlo Masters 2014)に続くATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)シリーズでの自身2度目となるタイトルに向けて生き残った。
31歳のワウリンカは「きょうのレベルはかなり高かった。自分のプレーぶりや、勝利の見いだし方に満足している。彼は非常に手ごわい相手で、プレーするにはタフだ。全般的に2人ともハイレベルなプレーをしていた。紙一重の差だった」と語った。
4回戦でもタイブレークの末にラッキールーザーの西岡良仁(Yoshihito Nishioka)を下していたワウリンカは続けて、「第3セットのタイブレークでサーブが切れていた。相手に何も渡さないと、かなり集中できていた。繰り返すけれど、素晴らしい勝利だった」とコメントした。
一方のカレーニョ・ブスタも緊張感の高い第3セットを戦い抜いた。クエバスが第10ゲームと第12ゲームでマッチポイントを迎えたもののこれを勝利につなげられず、試合はタイブレークに持ち込まれた。
タイブレークも均衡状態が続いたが、6-4とマッチポイントを握ったカレーニョ・ブスタは、最後はバックハンドのボレーをたたき込んで自身初のマスターズ4強入りを決めている。(c)AFP