ベスニナがヴィーナス下し4強入り、BNPパリバOP
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【3月17日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)は16日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第14シードのエレナ・ベスニナ(Elena Vesnina、ロシア)が6-2、4-6、6-3で第12シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を退け、4強入りを果たした。
ヴィーナスが序盤のつまずきから巻き返してプレッシャーをかけるなか、ベスニナは最終ゲームで6度のブレークポイントを退けると自らの4度目のマッチポイントで勝負を決めた。7度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るヴィーナスは、今大会で披露した大逆転勝利の再現を逃した。
ベスニナはヴィーナスについて、「第1セットで3-0とした時に、彼女は簡単なショットをミスしていました。疲れた様子で動きもゆっくりでした。そうしていると、突然彼女がコートを縦横無尽に動き始めて、どこからでも素晴らしいショットやウイナーを打ち込んできたんです。何が起こるのか予測できなかったの、自分のリズムを失った感じでした」とコメントした。
試合がワンセットオールとなった時点で、ベスニナはヴィーナスが2回戦でエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic、セルビア)から大逆転勝利を挙げていたことを思い出さずにはいられなかった。
「私は、『また巻き返してきてる。私もヴィーナスの別の餌食になる』と思ってました」
同日行われたもう1試合の準々決勝では、第28シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)が第13シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を3-6、7-6(7-4)、6-2で下し、4強入りを決めている。
昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)で4強入りを果たしたベスニナは、WTAツアーのプレミア・マンダトリー大会では初の4強入りを果たしている。また、今季のサンクトペテルブルク・レディース・トロフィー(St. Petersburg Ladies Trophy 2017)でタイトルを獲得しているムラデノビッチも、同カテゴリーでは初の準決勝進出となっている。(c)AFP/Rebecca BRYAN