世界初、蛍光を発するカエルを発見 アルゼンチン
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【3月17日 AFP】世界で初めて、蛍光を発するカエルがアルゼンチンで発見された。アルゼンチン国立自然科学博物館(Museo Argentino de Ciencias Naturales)の研究チームが16日、AFPに語ったところによると、南米に多い樹上性カエルの色素に関する他の研究を行っている際にほぼ偶然発見されたという。
研究チームの一員、カルロス・タボアダ(Carlos Taboada)氏によれば「世界初の蛍光カエルの確認例」となったブチアマガエル(学名:Hypsiboas punctatus)の体色は、通常の光の下では黄みがかった茶色に赤い斑点という落ち着いた色彩だが、紫外線を当てると緑の蛍光色に変化した。
共同研究者のジュリアン・ファイボビッチ(Julian Faivovich)氏はこの発見について「陸生環境の中での蛍光に関する我々の知識を大きく変えるものだ。科学的・技術的に応用できる可能性のある新たな蛍光物質の発見だ」と述べた。また「両生類の視覚コミュニケーションに関する新たな問いを生む発見だ」とも語った。発見については米科学アカデミー紀要(PNAS)に最近発表された。(c)AFP