【3月17日 AFP】シリア北部の村にあるモスク(イスラム礼拝所)が16日、空爆を受け、少なくとも42人が死亡し、100人以上が負傷した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 現場はアレッポ(Aleppo)県の県都アレッポの西30キロ余りに位置する村。監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、正体不明の軍用機がこの村のモスクを標的に空爆を行った。当時、モスクでは夕方の礼拝が行われていたという。

 死者42人の大半は民間人だった。負傷者100人以上のほかに、崩れたモスクのがれきの下に多数が生き埋めになっている。救出作業が続けられているが難航しているもようだ。

 この村は反体制派のイスラム主義者の集団が支配しているが、イスラム過激派は活動していないという。(c)AFP