【3月16日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が16日に発表する2018会計年度の予算方針で、安全保障費を優先し、海外援助や環境事業の予算の大幅削減を提案することが分かった。

 国務省の予算を28%減とする一方、国防総省の予算は10%近く増加する。また、メキシコとの国境に壁を建設する費用として、2017、18会計年度予算に約40億ドル(約4500億円)を計上する。

 今回の方針は議会での修正・具体化を経て5月に予算教書としてまとめられる。米行政管理予算局(OMB)のミック・マルバニー(Mick Mulvaney)局長は、「これはハードパワー予算だ。ソフトパワー予算ではない」と述べた。(c)AFP/Andrew BEATTY