元ミドル級世界王者バルデス氏が死去、WBAとWBCで王座獲得
このニュースをシェア
【3月16日 AFP】ボクシングの元世界ミドル級王者で、カルロス・モンソン(Carlos Monzon、アルゼンチン)との対戦で有名なロドリゴ・バルデス(Rodrigo Valdez、コロンビア)氏が、70歳で死去した。夫人が15日、地元ラジオ局に対して、バルデス氏は生まれ故郷の町カルタヘナ(Cartagena)で、14日夜にこの世を去ったことを明らかにしている。
1946年生まれのバルデス氏は、16歳でボクシングを始めると、1974年にWBCミドル級のタイトルを獲得。しかし、2年後のモンソン戦に敗れて王座を失った。
モンソンの引退後は、1977年から78年にかけてWBAとWBCの王座を獲得し、1980年にリングを離れた。WBCによると、バルデス氏は通算73戦63勝(43KO)の成績を残したと伝えている。
コロンビアのフアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領は哀悼の意を示し、自身とバルデス氏が写った写真をメッセージとともにツイッター(Twitter)に投稿している。
「本日、われわれは『ロッキー(バルデス氏の愛称)』バルデスにお別れを言う。彼はリングでの勇気によって、この国に栄光と勝利をもたらした」 (c)AFP