【3月15日 AFP】アフリカ南東部モザンビークの保健省は14日、国内でコレラが流行しており、1222人が感染、2人が死亡したと発表した。同省は感染の勢いを弱めることができていないと警鐘を鳴らした。

 同省の公衆衛生局長代理が記者会見で述べたところによると、今年1月に首都マプト(Maputo)から広がったコレラの流行は国内13州のうち4州にまで拡大した。2人の死亡はマプト地域から報告された。

 先週末以降、コレラはジンバブエ、マラウイ両国と国境を接する西部のテテ(Tete)州にまで広がり、同州では397人が感染したと報告されている。モザンビークでコレラが流行したのは3年連続。同国史上最悪規模の流行となった2015年には41人が死亡した。

 保健省の疫学部長によると、モザンビークではマラリアの患者も急増しており、今年1月以降で148万人がマラリアと診断され、288人が死亡した。ただマラリアによる死者と重症患者は減少傾向にあるという。(c)AFP