【3月13日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)は12日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)を6-4、7-6(7-5)で下し、連覇へ向けて白星発進を切った。 

 現在3連覇中であるだけでなく、通算でも5度の優勝経験を誇るなど、インディアンウェルズ(Indian Wells)で開催される同大会を得意とする世界2位のジョコビッチだが、この日は同46位のエドモンドに対し、第2セットは先行を許す苦しい展開となった。

 タイブレークを制し、ストレートでの決着にこぎつけたジョコビッチは試合後、「第1セットは非常に良いプレーができたと思う」としたうえで、「第2セットのほぼ全体を通して、彼の方が優れていた。第2セットを分けたのは数ポイントだった」と振り返った。

「第2セット序盤から中盤にかけて、彼が多くのウイナーを放っていた。自分が悪かった点は少なかった。フォアハンドを何球かミスしたが、それを除けばとても安定した試合だった」

 ジョコビッチは次戦、この日行われた試合でフェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis、アルゼンチン)に7-6(7-5)、6-3で勝利した元全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)覇者のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と激突する。

 ジョコビッチは昨年のリオデジャネイロ五輪こそ1回戦不覚を取るも、今月のメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL 2017)では雪辱を果たすなど、通算では16戦12勝とデルポトロに大きく勝ち越している。

 一方、第9シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は世界81位のステファン・ロベール(Stephane Robert、フランス)に6-2、6-1で圧勝。試合時間はわずか51分の完璧な内容だった。

 今月初めのドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2017)で、3本のマッチポイントを握りながらも予選勝者のエフゲニー・ドンスコイ(Evgeny Donskoy、ロシア)に敗れていたフェデラーは試合後、「非常にうれしい」と勝利を喜んだうえで、「幸いなことに膝は過去の問題。それについて考えたり、話したりする必要はない」と体調面の好調ぶりを強調した。(c)AFP/Rebecca BRYAN