冷凍車にイラク人移民8人、スペイン警察が保護
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【3月12日 AFP】スペイン警察は10日、東部テルエル(Teruel)で高速道路の待避所に停車していた冷凍車の庫内に押し込められていた、子ども4人を含むイラク人移民8人を発見し、保護した。
スペイン警察が11日にAFPに語ったところによると、見つかったイラク人は大人4人と子ども4人の計8人。子どもの年齢は2歳、5歳、8歳、10歳で、全員、健康状態は良好だという。
匿名の通報を受け、警察官が高速道路A23の待避所に停車していた冷凍車の冷凍庫の扉を開けたところ、中に8人がいたという。
8人とも身分証明書は所持していなかったが、全員がイラク国籍だと確認された。8人が冷凍車の庫内にいた期間は不明。8人は英国を目指していたという。
警察は人身売買の容疑で冷凍車のルーマニア人運転手(37)の身柄を拘束した。
第2次世界大戦(World War II)以降、最悪の移民危機に直面する欧州では、昨年8月にオーストリアで、高速道路脇に乗り捨てられていたトラックから71人の腐敗した遺体が見つかり、欧州全土に衝撃が広がった。(c)AFP