【3月12日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2017)は11日、第4節の試合が行われ、イングランドは61-21でスコットランドに快勝して大会連覇を果たすとともに、ティア1では最多タイとなる18連勝を飾った。

 トリプルクラウン(英国勢とアイルランドとの試合で全勝)と1983年以来となるトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)での白星を目指したスコットランドを相手に、イングランドは7トライを重ねた。

 イングランドの得点数は135年の歴史を持つ世界最古の対戦では過去最多となり、40点差はイングランドが43-3で勝利した2001年以来のタイ記録となった。

 ここまでの3試合で1試合も前半にリードを奪えていなかったイングランドだったが、この日は30-7とリードを持ってハーフタイムを迎えた。

 イングランドではジョナサン・ジョセフ(Jonathan Joseph)が後半開始早々にハットトリックを達成すると、オーウェン・ファレル(Owen Farrell)が7本すべてのコンバージョンと4本のペナルティーを決めて26点を挙げた。また膝の負傷から復帰したビリー・ヴニポラ(Billy Vunipola)が1トライ、ダニー・ケア(Danny Care)が2トライを挙げている。

 イングランドは来週行われる大会最終節のアイルランド戦で勝利すれば、グランドスラム(全勝優勝)を飾るとともに、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)を抜いて史上最多となる19連勝を記録することになる。

 同日行われた試合では、フランスが敵地で40-18とイタリアに勝利している。(c)AFP/Julian GUYER