オズボーン英前財務相、米企業の顧問料は年9000万円超
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【3月10日 AFP】英国のジョージ・オズボーン(George Osborne)前財務相が、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)の顧問としての自らの年俸は65万ポンド(約9100万円)だと明らかにした。勤務日は月4日ほどだという。
オズボーン氏は今週、英議員の利害関係登録簿の中で直近の収入を報告していた。英国では閣僚の退任時に多額の報酬が支払われる契約を民間企業と結ぶことが珍しくないが、退任後も議員資格を保持する場合には契約内容の公表が義務付けられている。
オズボーン氏は、世界最大の資産運用会社ブラックロックの「グローバル経済顧問」として四半期ごとに16万2500ポンド(約2300万円)の報酬を受け取る契約で、将来的には同社の株式も取得するという。
さらに、登録簿の記録によると、オズボーン氏は2016年9月以降に講演を14回行っているが、講演料の総額は78万ポンド(約1億900万円)を超えていた。
2010年に英財務相に就任したオズボーン氏は、英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票、いわゆる「Brexit(ブレグジット)」では残留派の先鋒だったが、離脱派が勝利したことから16年7月に財務相を退任した。(c)AFP