WFPのマレーシア人職員2人、北朝鮮を出国 禁止措置が続く中
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【3月9日 AFP】(更新)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件をめぐり、北朝鮮とマレーシア両国が、自国に滞在する相手国の国民の出国を互いに禁止する中、国連(UN)の世界食糧計画(WFP)のマレーシア人職員2人が9日、北朝鮮を出国したことが分かった。
WFPは声明で、「WFPの2人のマレーシア人職員が北朝鮮を出国し、本日、(中国)北京(Beijing)に到着したことを確認した」と述べた。
さらにWFPの声明は「この職員たちは国際公務員であり、彼らの国の政府を代表しているわけではない。2人は北朝鮮でWFPの事業に携わっていた」と付け加えた。
マレーシア外務省によると、北朝鮮に滞在する同国の市民は11人だったとされ、3人が大使館職員、6人が家族、2人がWFPの職員だという。(c)AFP