【3月9日 AFP】リビアの治安当局関係者は8日、同国西部の海岸でアフリカ移民22人が密航業者により殺害される事件が起きたことを明らかにした。

 移民らは、首都トリポリ(Tripoli)の西70キロにあるサブラタ(Sabrata)の海岸から、地中海(Mediterranean Sea)を渡る船に乗り込もうとしていたが、悪天候を理由に乗船を拒否し、殺害されたという。リビア赤新月社(Libyan Red Crescent)は、事件が先週末に起きたことを確認したが、それ以上の詳細は不明としている。

 スイス・ジュネーブ(Geneva)に本拠を置く国際移住機関(IOM)は7日、事件に関する情報を把握していることを明らかにしていた。同機関は「密航業者らの間で銃撃戦があったとみられ、その結果として移民22人が死亡した」としている。(c)AFP