【3月8日 AFP】国連(UN)が定める「国際女性デー(International Women's Day)」を翌日に控えた7日、カナダのソフィー・トルドー(Sophie Gregoire Trudeau)首相夫人が、男性も同じく祝われるべきだと提案したことが、ソーシャルメディア上で波紋を広げている。

 ソフィー夫人は自身のインスタグラム(Instagram)のアカウントにトルドー首相と手をつないで見つめ合う写真を投稿し、「国際女性デーを迎えるに当たっては、私たちの人生において、私たちが本当の自分でいることを後押しし、敬意を持って女の子や女性たちに接する男の子、男性たちも称賛しよう」というメッセージを添えた。

 またソフィー夫人は、女性たちに男性パートナーとの画像を投稿するように呼び掛けたが、この彼女の投稿に対して多くの率直な批判が集まった。

 バンクーバー(Vancouver)のある女性はインターネット上に「(ソフィー氏の主張は)問題があり過ぎて、どこから始めたらいいかわからない」と前置きし、「国際女性デーは、大同してフェミニズムを称賛し、女性たちおよび、女性と自認する人びとが日常的に目の当たりにする女性嫌悪が今も衰えていないということを認識すると同時に、女性たちが平等を求めて歩んできた道のりに感謝する日」であり、「決して男性に関わる日ではない」と投稿した。(c)AFP