スペインの大規模集団食い逃げ、首謀者とみられる外国人の男逮捕
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【3月8日 AFP】スペイン北部のホテルで、100人以上から成るグループが数千ユーロ相当の飲食代を払わずに「食い逃げ」した事件に関し、警察当局は首謀者とみられるルーマニア人の男(48)を逮捕した。
内務省によると、容疑者の男はスペイン・レオン(Leon)県のポンフェラーダ(Ponferrada)で身柄を拘束され、8日に裁判所に出廷する予定。
事件はスペイン北部ベンビブレ(Bembibre)のホテル・カルメン(Hotel Carmen)で先月27日で発生。洗礼を祝うためとして100人以上の集団が2000ユーロ(約24万2000円)の宴会を楽しんだ後、即座に逃走し、警察が捜査を行っていた。
レストランの支配人、アントニオ・ロドリゲス(Antonio Rodriguez)さんはラジオ局カデナ・セル(Cadena Ser)に「踊っていたと思ったら突如として消えた。1分で100人がいなくなった」「少人数のグループに分かれて出て行ったのではなかった……全員が一度に出て行ったんだ」と語った。
しかし、ホテル・カルメンから約10キロ離れた別のレストランも、2月中旬に同様の被害に遭っていたことが後に分かった。この時は結婚のお祝いと称して約200人が集まり、1万~1万2000ユーロ(約120万~約144万円)を踏み倒したという。
逮捕された男は予約の際、それぞれ洗礼者の後見人、および新郎の父親を名乗っていたと、地元紙ディアリオ・デ・レオン(Diario de Leon)は報じている。 (c)AFP