【3月8日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)の決勝トーナメント2回戦で、ロシアのFCロストフ(FC Rostov)と対戦するマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が、アウェー遠征を考えているサポーターに対し、トラブルを避けるため現地でのユニホームの着用、あるいは一人で渡航を避けるよう注意を促している。

 フランスで開催された2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)で、イングランドとロシアのサポーター同士の衝突が発生し、ロシアのフーリガンが2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)でイングランドファンを襲うと宣言していることを受けて、クラブは今回、注意喚起を行った。

 英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)の報道によると、遠征するサポーターには、ユナイテッドのチケット販売やファンクラブを担当する部署から次のようなレターが送付されたという。

「安全のため、現地ではマンチェスター・ユナイテッドの色のユニホームを着ること、または注目を集めるような行動は避けてください。できる限り複数で行動し、一人で市内を歩き回らないようにしてください」

「みなさんの身の安全を脅かす可能性があるのは、相手チームのファンだけではありません。移動や行動、危険な行為に際しては、昨年フランスで起こった深刻な騒動、東欧からやってきた暴力的な個人や集団絡みの事件を思い出してください」 (c)AFP