【3月8日 AFP】昨年12月25日に自宅で亡くなっているのが発見された英歌手ジョージ・マイケル(George Michael)さん(当時53)について、地元検視官は7日、死因は病死だったと発表した。

 ロンドン(London)の西に位置するオックスフォードシャー(Oxfordshire)州のダレン・ソルター(Darren Salter)上級検視官によると、死因は拡張型心筋症で、心筋炎と脂肪肝も併発していたという。調査はこれで完了し、死因審問の必要はないとしている。

 歌手としての35年のキャリアを、長年にわたる薬物摂取によって中断したこともあったマイケルさん。当初の検視では、死因は「特定不能」であり、さらなる検査が必要とされていた。拡張型心筋症は、心筋が拡張して弱まることにより、心臓の血液を送り出す力に悪影響を及ぼす病気で、薬物乱用によって引き起こされることもある。

 パートナーのファディ・ファワズ(Fadi Fawaz)さんは、マイケルさんはテムズ川(River Thames)沿いにあるゴリン(Goring)村の自宅で、ベッドに「安らかに横たわっている」状態で見つかったと話していた。(c)AFP/James PHEBY