モスル周辺で化学兵器使用、子どもら7人負傷 赤十字発表
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【3月4日 AFP】赤十字(Red Cross)は3日、イラク北部モスル(Mosul)周辺で過去2日間に子ども5人と女性2人の計7人が化学兵器によるけがで病院に搬送されたことを明らかにした。
同市の大半を制圧しているイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は、2年間にわたり続くイラク政府側部隊との戦闘で、初歩的な化学兵器を時折使用している。
赤十字のロベルト・マルディー二(Robert Mardini)中東支部長が出した声明では、化学兵器が使用された回数や方法、攻撃の主体者については言及していない。
マルディー二氏は、化学兵器の使用は国際人道法で禁止されていると指摘した上で、「われわれは、どの当事者によってどこで使用されたかにかかわらず、いかなる化学兵器の使用も強く非難する」と述べている。(c)AFP