飲酒運転で警察署に連行の男、四半世紀前の殺人を自供 ドイツ
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【3月3日 AFP】一夜に2度飲酒運転で捕まったドイツ人の男性が、連行先の警察署でおよそ四半世紀前の殺人を自供し、警察署員らを驚かせるという出来事があった。独当局が2日、明らかにした。
当局によると、殺人を告白したのは独北部ニーダーザクセン(Lower Saxony)州に住む男(52)で、法で定められたアルコール値を上回った状態で自動車を運転し、複数回警察に捕まった。
署へと連行された男に犯罪歴はなかったが、1991年にノルトライン・ウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州のボン(Bonn)で女性(38)を刺殺したと、警察署員らに打ち明けたという。当時26歳の学生だった男は「暴力と殺人の幻想」に取りつかれ、被害者の女性宅の呼び鈴を押して侵入。女性の手を縛ったところ、騒がれたため何度も刺して殺害したと自供した。
警察によると、男が殺人を自供した理由について、自分自身にもはっきりしていないようだという。また男は、飲酒運転により職を失うので絶望したとも述べたという。(c)AFP