【3月3日 AFP】マイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領がインディアナ(Indiana)州知事時代、公務のやり取りで私用メールアドレスを利用していたことがわかった。米メディアが2日、報じた。

 地元紙インディアナポリス・スター(Indianapolis Star)が入手したメールの内容によると、ペンス氏が私的なメールアカウントを使い、たびたび「機密事項」や「国内の治安問題」についてやり取りしていたという。同紙はペンス氏個人のメールアカウントが昨年夏、ハッキングされていたとも伝えている。

 スター紙は公文書の開示請求でメールを入手。一方でペンス副大統領の事務所は同紙に対し、ペンス氏が「州当局のメールアカウントと個人のメールアカウントを保持していた」と認めたという。

 ペンス氏側は双方のメールアカウントを使って送受信したメールを含め、公務上やり取りされたメールはすべて「インディアナ州法にのっとって州が公文書として保管」し、同州の公文書開示請求に関する法律に従って管理されていると主張した。

 ペンス氏は米大統領選で、民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が公務に私用メールサーバーを使用していたことを批判していた。(c)AFP