アルカイダ、ナンバー2の死亡認める 有志連合のシリア空爆で
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【3月3日 AFP】国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」は、組織のナンバー2とされるアブ・カイル・マスリ(Abu Khayr al-Masri)容疑者が、シリアで米主導の有志連合が実施した無人機攻撃により死亡したと認めた。
エジプト生まれのマスリ容疑者は、アルカイダを設立した故ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の義理の息子に当たり、現指導者のアイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者の副官とみられている。
マスリ容疑者の死は、「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を含むアルカイダ系2組織が出した1日付の声明で公表された。イスラム過激派内で「王族」的な地位にあったとされる同容疑者の殺害は、就任後間もないドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領にとっての治安上の大きな成果と受け止められる可能性がある。
米政府関係者は今週、シリア北部イドリブ(Idlib)市内またはその周辺で、マスリ容疑者が米軍の空爆により死亡したという情報を、米政府が調査中だと明かしていた。同市を含むイドリブ県は、アルカイダ傘下から離脱したイスラム過激派組織「シリア征服戦線(Jabhat Fateh al-Sham)」がその大半を支配しており、米軍は最近、同県での空爆を強化している。(c)AFP