金正男氏殺害、北朝鮮籍の容疑者を3日に釈放・強制送還へ
このニュースをシェア
【3月2日 AFP】(訂正、更新)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件で、マレーシアの司法長官は2日、勾留していた北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル(Ri Jong Chol)容疑者を釈放し、強制送還すると発表した。
今回の事件において、これまでの逮捕者の中では唯一の北朝鮮国籍であるリ容疑者は、約2週間にわたり勾留されていた。
モハメド・アパンディ・アリ(Mohamed Apandi Ali)司法長官は、同容疑者は3日に釈放され強制送還されるとし、「彼は自由の身だ。勾留期限が切れ、起訴できるだけの十分な証拠がそろわなかった」「適切な渡航書類を持っていないため、強制送還する」と述べた。
マレーシア政府は同日、北朝鮮とのビザなし渡航制度を廃止することも発表している。(c)AFP