ロシア軍機、シリア北部で米支援の部隊を誤爆か
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【3月2日 AFP】米軍幹部は1日、シリア北部で米国の支援を受ける部隊がロシアなどの軍用機に爆撃されたと明らかにした。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員と誤認したとみられるという。
ISの掃討に向けた有志連合を指揮する米軍のスティーブン・タウンゼンド(Stephen Townsend)中将は記者会見で、ロシアとシリア政府軍の戦闘機が2月28日、北部アレッポ(Aleppo)県アルバブ(Al-Bab)の南と東にある複数の村を空爆したと語った。負傷者または死者が出たが人数は不明という。
ロシア機は現場一帯でISの戦闘員が移動するのを監視していたとみられ、残った部隊を誤ってISの戦闘員と判断した可能性がある。
タウンゼンド氏によると実際に地上にいたのは、クルド人主体の武装組織「シリア民主軍(SDF)」に加わっているシリア・アラブ連合(SAC)の部隊だった。
ロシア国防省は空爆の実施を否定する一方、ホットラインを通じて米軍側と連絡を取り合ったことは認めた。(c)AFP/Thomas WATKINS