【2月27日 AFP】メキシコのカトリック教会は26日、同国政府がドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の移民政策に対し、恐怖と「屈従」の態度を取っていると非難するとともに、トランプ氏の移民政策を「テロリズム」と評した。

 同国のカトリック教会が発行する週刊誌「信仰から(From the Faith)」に掲載された論説で、メキシコ当局は「宣言や約束をしているだけで、対応が生ぬるい。また彼らは恐怖を感じ、さらに悪いことに屈従している」と批判されている。

 加えて、「移民テロリズム」とのタイトルを掲げたこの論説で、カトリック教会はトランプ氏の移民政策を批判。論説では「トランプ氏が行っているのは、非人間的な律法主義であるだけではなく、本物のテロ行為だ」と述べている。

 トランプ政権は21日、不法移民の厳格な取り締まりを開始する新たな命令を出した。正規の滞在許可を持たない外国人1100万人のほぼ全員が適用対象とされている。(c)AFP