病院で医師ら多数が常習欠勤、約100人から聴取 イタリア
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【2月25日 AFP】イタリア南部の病院で、医師を含む多数の職員が常習的に欠勤し、同僚が代わりにタイムカードを押すなどしていたとして、100人近い関係者が警察の事情聴取を受けている。中にはテニスをするために勤務をさぼった医師もいるという。
経営状態の良いとされているナポリ(Naples)のロレト・マレ病院(Loreto Mare Hospital)について、警察は隠しカメラなどを使って2年にわたり捜査し証拠を集めてきた。
同病院では特定の複数の職員が欠勤する同僚94人の代わりにタイムカードを押していた。ソーシャルワーカー2人は、病院の入り口で欠勤者のタイムカードを押すために職員20人分のタイムカードを手元に持っていた。
警察によると現在、ナポリ市検察当局によって、神経科医1人、婦人科医1人、放射線技師9人、看護師18人、管理部職員6人、保守技術者9人、ソーシャルワーカー11人の計55人が自宅監禁下に置かれている。職員の出勤状況の更新を任されていた職員も複数含まれており、そのうち1人は近くのホステルで調理師のアルバイトをするために仕事をさぼっていた。(c)AFP