ドイツの情報機関、外国メディアを盗聴 独誌報道
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【2月25日 AFP】ドイツの週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)は24日、同国の対外情報機関「連邦情報局(BND)」が、英BBCや米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)、ロイター通信(Reuters)など外国のメディア記者を盗聴していたと伝えた。
シュピーゲルの報道によると国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」は、独当局による盗聴は「報道の自由に対するおぞましい攻撃だ」として盗聴が現在も続行されている恐れを指摘し、法的措置の準備を行っていることを明らかにした。
過去にも米国とドイツのスパイ活動に関するスキャンダルを暴いた実績を持つシュピーゲルは、BNDが1999年以降、記者やニュース編集室の少なくとも50件の電話番号やファックス番号、電子メールアドレスを監視対象としていたと伝えた。
シュピーゲルの記者はAFPに対し、同誌が入手したリストに記載されていたのはBNDが当時監視対象としていた国際報道機関の一部にすぎず、盗聴がその後停止されたのか、現在も続けられているのかは定かでないと述べた。(c)AFP