コンテナ内で移民ら13人窒息死、欧州へ密航計画か リビア
このニュースをシェア
【2月24日 AFP】リビア沿海部の都市フムス(Khoms)で、欧州行きの貨物コンテナ内に閉じ込められて窒息死したアフリカ人移民ら13人の遺体が見つかった。救助された56人と共に金属製のこのコンテナに4日間閉じ込められていたという。国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)が23日に明らかにした。
IFRCがリビア赤新月社(Libyan Red Crescent)の話として公式ウェブサイトで発表したところによると、生存者の中には「さまざまな傷を負ったり骨折したりしている人もいて、直ちに治療する必要があった」という。
リビア赤新月社の広報担当者によれば、移民らはフムスで21日未明に発見された。フムスは首都トリポリ(Tripoli)の東に位置する。
移民らはアフリカのさまざまな国出身で、遺体で発見された13人には13歳の少女と14歳の少年各1人も含まれていた。
地元住民はAFPの取材に対し、コンテナはフムスの浜辺に向かうトラックに積載されていて、移民らはそこから欧州へ向かう船に乗る予定だったようだが、検問所で止められて検査が行われたと語った。
赤新月社のフムス支部はフェイスブック(Facebook)で、生存者と死亡した13人は同町の移民収容センターの外に「放置」された状態だったと明らかにしている。(c)AFP