【2月19日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)の郊外で18日、政府軍のロケット弾が葬儀が行われていた場所を直撃し、参列していた、女性2人を含む、16人が死亡した。

 英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、反体制派の掌握下にあるダマスカス北東のカブン(Qabun)に、政府軍のロケット弾7発と複数の砲弾が撃ち込まれた。同代表は「砲撃は、遺体の埋葬が行われていた墓地を狙った」と述べた。

 死者数についてラフマン代表は当初、9人と発表していたが、数時間内に負傷者からさらに死者が出たため16人に修正された。現在も数人が重体だという。

 カブン地区では2014年に反体制派と政権軍との間で停戦に合意したが、再び衝突が増加していき、現在では攻撃が定期化している。(c)AFP