【2月18日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に破壊されたシリア中部の古代都市パルミラ(Palmyra)から救出された貴重な胸像2体が、イタリアで念入りな修復を終え、まもなくシリアに戻される。
この1組の男女の胸像は紀元2~3世紀のもので、墓に埋葬された人物の「遺影」と考えられている。シリア政府軍が奪還した2体は、ハンマーでたたかれたとみられるひどい損傷を負っていた。盗まれることなくパルミラから回収された文化遺産はおそらくこの2体だけとみられている。修復は伊ローマ(Rome)にあるイタリア国立保存修復高等研究所(ISCR)が手掛けた。(c)AFP/Franck IOVENE