スペイン王女に無罪判決、公金横領事件
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【2月18日 AFP】スペインの裁判所は17日、夫の大規模な公金横領事件をめぐり脱税ほう助の罪に問われていた国王フェリペ6世(King Felipe VI)の姉クリスティーナ王女(Princess Cristina、51)に対し、無罪を言い渡した。
一方、クリスティーナ王女の夫で元ハンドボール五輪代表選手のイニャキ・ウルダンガリン(Inaki Urdangarin)被告には、2004~06年にかけてかつて代表を務めていたマヨルカ(Majorca)島の財団を通じ数百万ユーロを横領した罪で、禁錮6年3月の有罪判決が言い渡された。ウルダンガリン被告は控訴することができるが、検察当局は同被告の収監を求めることを検討しており、ある司法筋は近く拘束されるだろうと述べている。
スペイン王室の一員が刑事事件で起訴されたのは、1975年の王政復活以来、クリスティーナ王女が初めてで、王室の醜聞となっていた。(c)AFP/Laurence BOUTREUX