「史上最悪の破壊兵器」 ヒトラーの深紅の電話機が競売に 米
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【2月18日 AFP】ナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)が第2次世界大戦(World War II)中に命令を出すのに使っていた電話機が19日にオークションに掛けられる。米競売会社が明らかにした。
シーメンス(Siemens)製のベークライトのダイヤル式黒電話を深紅に塗ったもので、本体にはヒトラーの名前やかぎ十字、第三帝国のワシの紋章などが刻み込まれている。1945年、ナチス政権が連合国軍に敗北した後にドイツ・ベルリン(Berlin)にあるヒトラーの地下壕(ごう)から発見された。
米メリーランド(Maryland)州チェサピークシティー(Chesapeake City)に本社を置く競売会社アレクサンダー・ヒストリカル・オークションズ(Alexander Historical Auctions)は、20万~30万ドル(約2300万~3400万円)の価値があると見積もっている。
ヒトラーは第2次世界大戦の最後の2年間、国防軍(Wehrmacht、当時のドイツ軍)から受け取ったこの電話で命令の大半を出していたとされ、アレクサンダー社はこの電話機こそ「数百万人を死に至らしめた史上最悪の破壊兵器と言える」としている。(c)AFP