【2月17日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は16日、入国管理に関する新たな大統領令を来週に出す意向を表明した。難民やイスラム圏7か国出身者の入国を禁じ、多くの批判を呼ぶとともに法廷闘争に発展した先月の大統領令を修正する内容になるとしている。

 トランプ氏は記者会見で、「われわれは国民を守るため、新たに非常に包括的な命令を出す」と言明した。

 司法省はその直後、サンフランシスコ(San Francisco)の第9巡回区控訴裁判所に提出した意見書で、同裁判所による入国禁止令差し止めの決定の撤回を求めない方針を明示した上で、政権が入国管理をめぐる新たな命令を準備する間、同訴訟を停止するよう要請した。

 司法省によると、新たな命令は、当初の大統領令に対して同裁判所の3人の判事団が示した「憲法上の懸念」に対処したものになるという。(c)AFP