賭けに敗れたブシャールがデートの公約果たす、学生とNBA観戦
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【2月16日 AFP】女子テニスのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)が15日、ソーシャルメディア(SNS)上での賭けに敗れたことで、デートをする公約をしていた一般男性とNBA観戦に出かけた。
間もなく23歳の誕生日を迎えるブシャールは、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の王者を決める第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)当日、自身とデートする権利を賭けて、ツイッター(Twitter)上で一般男性とどちらのチームが勝つか勝負をした結果、これに敗れて約束を果たさなければならなくなっていた。
ブシャールとの夢のデートを勝ち取ったのは、ミズーリ大学(University of Missouri)の学生で、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のファンだという20歳のジョン・ゴーク(John Goehrke)さん。ゴークさんとブシャールは15日夜、ニューヨーク(New York)で米プロバスケットボール(NBA)のブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)対ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)の試合を観戦した。
世界ランキング44位のブシャールはこの日の朝、「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」誌の毎年恒例の水着特集号でモデルに選ばれたことを祝して、自身のビキニ姿の写真を投稿。続けて「忙しい一日。SIの仕事があって、そして夜は…デートの約束があるの」とつぶやき、ウインクの絵文字を添えていた。
そして夜になったところで、一人の若者と一緒に写っている自撮り写真とともに、「ついさっき、『スーパーボウル・ツイッター・デート』の相手のジョンと会ったところ。今はネッツの試合に向かってる途中!」と書き込んだ。地元メディアによると、二人はコートサイド席で試合を観戦したという。
ブシャールはスーパーボウルが行われた5日、アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)が3回のタッチダウンを決め、21-0とニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)から大量リードを奪うと、「ところで、きっとアトランタが勝つわ。ただ未来を予想しただけだけど」と自信たっぷりに投稿。すると、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のユニホームを着た写真をアイコンにした、男性とおぼしき人物から「もしペイトリオッツが勝ったら、デートしてもらえるかな?」とのリプライが寄せられた。
これに対し、ブシャールは「もちろん」と即答していた。ところが、そこからペイトリオッツが徐々に盛り返し始めたことで、ほかのフォロワーから「心配になってきた?」と指摘を受けると、「うーん、ちょっとね」と返答。「それで、あなた(デートを申し込んだ男性)はどこに住んでいるの?」と動揺した様子を見せていた。
結局ペイトリオッツが歴史的な逆転勝利を収め、トム・ブレイディ(Tom Brady)が5回目のスーパーボウル制覇を達成すると、ブシャールは「うそでしょ」と書き込むのが精いっぱい。それからしばらくして、「学んだわ。絶対にトム・ブレイディと反対のチームに賭けてはだめね」とツイートしていた。
そして翌朝、この件がツイッター上で大騒ぎになっていることを知ったブシャールは、デートをすると明言し、「ツイッターのモーメントまでできてて大爆笑。デートしましょう。約束は果たすわ」と話していた。(c)AFP