【2月16日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)王者ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のトム・ブレイディ(Tom Brady)が15日、あと数年は現役を続けたいという考えを示し、当面は引退するつもりがないことを明かした。

 現在39歳のブレイディはNFL情報サイトのTheMMQB.comで、体が続く限り、40代中盤までプレーし続けたいと話した。

「できれば40代半ばまでプレーしたい。その後のことはそれから考えるよ。今と同じような気持ちを、そのときも感じているかはわからない。最近では、人の気持ちは常に移り変わるものだからね。とはいえ、長期的な目標も必要だ。わかっているのは、来年が最後じゃないということだよ」

 アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)を奇跡的な逆転で破って達成した自身5度目のスーパーボウル制覇は、2016年限りで現役を引退したペイトン・マニング(Peyton Manning)氏に次ぐ史上2番目の年長記録となった。ブレイディはこの試合、スーパーボウル史上最多となる466ヤード獲得に加え、タッチダウンパスも2本決めて勝利に貢献するなど、大舞台でも年齢による衰えは感じさせなかった。

 現役を長く続けられている理由について、ブレイディは修行僧のような節制した生活を挙げ、食事に気を使っていることや、筋肉の柔軟性を高める運動を続けていると明かした。

「フットボールをプレーする以外で僕が好きなのは、フットボールをプレーする準備をすることなんだ。僕はいろいろと試行錯誤を重ねて、自分に一番合ったシステムをつくり上げた。試してみさえすれば、きっと誰にでも効果があると思うよ」

「そのシステムのおかげもあり、39歳で迎えたシーズン最後の試合で99回のプレーができたんだ。僕にとってフットボールは単なるスポーツじゃない。人生そのものだ。朝食のメニュー、練習のメニュー、すべての選択はフットボールのためにある。僕は試合、そしてプレーすることが大好きなんだ」 (c)AFP