「乱交」防止のため販売店からコンドーム押収、インドネシア当局
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【2月14日 AFP】インドネシア中部スラウェシ(Sulawesi)島のマカッサル(Makassar)で、バレンタインデー前日に当たる13日、地元当局者がコンビニエンスストアに踏み込み、コンドームを押収するという出来事があった。バレンタインデーに10代の若者がでたらめな性行為をしないための措置だという。当局が14日、明らかにした。
取り締まりを指揮したのは保守的な土地柄で知られるマカッサルのモハンマド・ラムダン・ポマント(Mohammad Ramdhan Pomanto)市長。同市長はコンドームの販売には反対しないものの、販売店は誰に売るのかについて慎重でなければならない、と語った。
地元メディアにポマント市長が語ったところによると、バレンタインデーは「でたらめな性行為を行うため、若者たちによって悪用」され、「国民の道徳を破壊する可能性がある」という。
取り締まりに当たった地元当局者はAFPの取材に対し、コンビニエンスストアがコンドームを販売する際、若者らに対し、性行為が法的に認められる18歳以上かどうかを調べるための身分確認を怠っていたと説明。「われわれは乱交を防ぐために実施している」と語り、数百個のコンドームを押収したと明らかにした。(c)AFP