【2月14日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)で、中国企業が開発した自動運転式ホバータクシーの試験が行われた。運輸当局が13日、発表した。UAEでは同無人航空機の今年7月までの導入を目指している。

 この1人乗り電気タクシーの試験は、2030年までに輸送手段の4分の1を自動運転に移行するというドバイの目標達成に向けて実施された。

 当局の声明によると、中国のドローン(無人機)製造メーカー「EHang」が開発したホバータクシー「EHang 184」は、プログラムされたコースを時速100キロ、高度300メートルで移動が可能。乗客は目的地を選択するだけで、離陸や飛行、着陸は自動で行い、その様子を地上管制センターが監視する。2時間の充電で30分間飛行できるという。

 ホバータクシーは、8つのプロペラを持つクアッドコプターで、ドバイで開催された「第5回ワールド・ガバメント・サミット(World Government Summit)」で公開された。(c)AFP