フリン補佐官、ロシア疑惑で一段と窮地に トランプ氏が「見極め」
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【2月14日 AFP】マイケル・フリン(Michael Flynn)米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)がドナルド・トランプ(Donald Trump)政権発足前に対ロシア制裁をめぐって駐米ロシア大使と協議したとされる疑惑で、ショーン・スパイサー(Sean Spicer)米大統領報道官は13日、トランプ大統領が「状況を見極めている」と明らかにした。この疑惑では民主党議員らがフリン氏の辞任を求めており、同氏は一段と窮地に追い込まれた形だ。
フリン氏は駐米ロシア大使とバラク・オバマ(Barack Obama)政権による対ロシア制裁案について私的な話し合いをし、その際にトランプ氏はより柔軟な立場を取ると示唆した疑いがもたれている。
1月にこの問題が明るみに出た後、フリン氏は対ロシア制裁については話していないと否定。マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領もフリン氏と協議した上で、複数のテレビ番組で公に同氏を擁護してきた。しかし、フリン氏は先週になって一転、制裁が話題になったかどうかは思い出せないと米紙に述べ、ペンス氏を欺いた可能性も出ている。
スパイサー氏は声明でこの疑惑について「大統領は状況を見極めている」と説明。トランプ氏が「国の安全保障という最も重大な問題」に関わるとしてペンス氏らと話し合うと明らかにした。(c)AFP