【2月13日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)の試合で顔面にボールを受けた審判が、手術を受けたことがわかった。

 35歳のアルノー・ガバ(Arnaud Gabas)主審は、5日に行われたデビスカップのカナダ対英国戦で、カナダのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)の打ち込んだボールが目のあたりに当たっていた。情報筋によると、網膜や角膜に傷がついたわけではないとのことだが、仏紙レキップ(L'Equipe)が、眼窩(がんか)骨折で手術が必要だと報じた。

 5日のデビスカップの試合では、17歳のシャポバロフがいら立ちに任せて打ったボールが、あろうことかガバ主審の顔面を直撃。青あざを作った主審は、大事を取ってオタワ(Ottawa)の病院で治療を受けていた。

 この行為で、カイル・エドモンド(Kyle Edmund)と対戦していたシャポバロフは失格処分を受け、さらに罰金7000ドル(約80万円)を科された。シャポバロフは自身の過ちを謝罪している。カナダはシャポバロフの失格で、2勝3敗で英国に敗れた。(c)AFP