【2月12日 AFP】(写真追加)インドネシアの北スマトラ(North Sumatra)州カロ(Karo)のシナブン山(Mount Sinabung)で10日、新たな噴火があり、噴煙と火山灰が立ち上った。噴煙は周辺地域に広がっている。

 地元の火山監視当局によると、シナブン山の火山活動レベルは過去1週間で上昇し、噴煙と火山灰が数十回上がっているのが確認された。

 シナブン山の火山活動が活発化する中、地元住民は危険と隣り合わせの不安定な生活を続けている。ネマンタラン(Neman Teran)にある小学校では、噴煙が間近に見える中、子どもたちが屋外で遊んでいる。だが、当局は、学校が火口周辺4キロの立ち入りが禁止されている危険地帯から外れているため、安全だと述べている。

 また農家の人々は作物の手入れを続けており、町の住民はマスクを着用して買い物に出かけている。(c)AFP