サッカー場群衆圧死事故、オーナーら「警察に責任」 アンゴラ
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【2月12日 AFP】アンゴラ政府は11日、前日に北部のサッカースタジアムでファンが殺到し、倒れた人々が踏みつけられるなどして少なくとも17人が死亡し多数の負傷者が出た事故について調査を開始すると発表した。同国のジョゼ・エドゥアルド・ドスサントス(Jose Eduardo dos Santos)大統領やホームチーム、目撃者らは、事故の原因は警察にあるとしている。
サッカー絡みの事故としては同国最悪となったこの事故では、複数の子どもも死亡した。目撃者の証言によると、多数のファンが10日に行われた試合のチケットを持っていなかったという。
ドスサントス大統領は「あんなにも大勢の人々をスタジアムに近づけてしまったことは重大な誤りだ。大勢がチケットを持っていなかったことで、混乱が生じた」と述べた。
複数の目撃者は、催涙ガスを使ってスタジアム外の群衆を追い払おうとしたことで混乱を引き起こしたとして、警察を非難している。
またポルトガルのLUSA通信は、事故があった試合のホームチームのオーナーは、群衆を適切に整理できなかった警察に全ての責任があると述べていると報じた。
同日の試合は事故があったにもかかわらず最後まで行われた。
また事故が起きたの北部ウイジェ(Uige)にある病院の医師は11日、死者は25人となったと話したが、当局は死者数を17人に維持している。(c)AFP/Daniel Garelo Pensador