生首写真で知られる豪IS戦闘員の国籍剥奪、反テロ法適用で
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【2月12日 AFP】オーストラリアで、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員となったカレド・シャルーフ(Khaled Sharrouf)容疑者(35)の国籍が、反テロ法に基づき剥奪された。同国で反テロ法の適用により国籍が剥奪されたのは初めて。
2013年に家族とともにオーストラリアを出国しシリアに向かったシャルーフ容疑者は、2014年、ツイッター(Twitter)に、斬首された人たちの頭部を持った7歳の息子の画像を投稿し、世界的に注目を集めた。豪紙オーストラリアン(The Australian)が11日報じたところによると、シャルーフ容疑者の国籍は今年初めに剥奪された。
ピーター・ダットン(Peter Dutton)移民相の報道官はAFPに対し12日、1人の人物が国籍を剥奪されたことを認めたが、それ以上詳細は明かさなかった。
オーストラリアンによると、シャルーフ容疑者はレバノン国籍も有している。
シャルーフ容疑者の妻は昨年死亡したとされ、シャルーフ容疑者自身も2015年に無人機による空爆によりイラクで死亡したと伝えられた。
だがその後、報道などによりシャルーフ容疑者死亡の信ぴょう性は疑われている。オーストラリアンによると、同容疑者の5人の子どもの行方は明らかになっていない。(c)AFP