仏ルーブル美術館の刃物襲撃、容疑者の男の身元を確認
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【2月9日 AFP】フランス・パリ(Paris)のルーブル美術館(Louvre Museum)近くで男が兵士を刃物で襲撃した事件で、捜査関係者によると、仏捜査当局は8日、29歳のエジプト出身の男の身元がアブドラ・ハマハミ(Abdallah El-Hamahmy)容疑者であることを確認した。
容疑者の身元については、警察に容疑者が明かしていた名前と、電話およびビザ(査証)の記録とが一致していたことから、すでに暫定的に判明していたが、捜査関係者は「照合の結果、彼(ハマハミ容疑者)の身元に関してもはや疑いはない」と述べた。
今月3日、来館者が世界で最も多いルーブル美術館でハマハミ容疑者は、2本の刃物を持って地下の発券場で、「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫びながら4人の兵士に襲い掛かった。
4人の兵士のうちの1人が発砲し、同容疑者は腹部に重傷を負ったが、現在はパリの病院で治療を受け、快方に向かっている。(c)AFP