LA市当局、警官に射殺された黒人男性の両親に1億7000万円支払いへ
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【2月9日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)で2014年8月、武器を持っていなかった黒人男性が警官に撃たれ死亡した事件で、市当局は被害者の両親に対し150万ドル(約1億7000万円)を支払うことで合意した。和解に先立ち市当局は、男性を死亡させた警官2人について起訴しない方針を決定していた。
被害者のエゼル・フォード(Ezell Ford)さん(当時25)はロサンゼルスの自宅近くを歩いていた際、警官2人と争いとなり、射殺された。
警察側は、精神疾患があったフォードさんが不審な行動をしていたために近づいたところ争いになったとし、フォードさんが警官の一人から銃を奪おうとしたと主張した。
監督機関のロサンゼルス警察委員会(Los Angeles Board of Police Commissioners)は2015年、警官らがフォードさんを呼び止めた際に正当な理由を明らかにしておらず、当局の規定に違反していたと結論づけた。一方で委員会は、警官1人が発砲したことについては正当化できないとしつつ、フォードさんともみ合いになった同僚を目にしたもう一人の警官については、武器を使用する権利があったと説明している。(c)AFP