北京リレー金剥奪のカーター、異議申し立て中は大会出場可能に
このニュースをシェア
【2月8日 AFP】陸上男子短距離のネスタ・カーター(Nesta Carter、ジャマイカ)は、過去にさかのぼって行われたドーピング再検査で禁止薬物メチルヘキサンアミン(methylhexaneamine)が検出されたことに対する異議申し立ての結果が出るまで、大会出場が許されることになった。地元紙が7日、報じた。
カーターの陽性反応により、2008年北京五輪の4×100メートルリレーで金メダルを獲得したジャマイカチームは失格となり、同胞のウサイン・ボルト(Usain Bolt)の100メートル、200メートル、そして4×100メートルリレーの「3種目3連覇」という前人未到の偉業のうち、1つが欠けることになった。
ジャマイカ紙グリーナー(Gleaner)によると、カーターの弁護団は失格処分への異議申し立てをスポーツ仲裁裁判所(CAS)に行う最終案をまとめているところだという。
しかしながら同紙は、ジャマイカ陸上競技連盟(JAAA)がカーターが自由に大会出場できるという承認を国際陸上競技連盟(IAAF)から受けたと伝え、同選手が出場停止にはなっていないと報じている。
カーターは11日に行われる大会の4×100メートルリレーで、約17か月ぶりに出場を果たすことになっている。(c)AFP