僧侶が覚せい剤460万錠所持、ミャンマー
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【2月7日 AFP】ミャンマーの僧侶が、自らの寺院に覚せい剤の一種メタンフェタミン約460万錠を隠し持っていたとして逮捕された。現地警察が6日明らかにした。
アルスラという名前だけが公表されている容疑者は、バングラデシュと国境を接する西部ラカイン(Rakhine)州のマウンドー(Maungdaw)にある村から車を運転していたが、車を捜索した警官が数十万錠のメタンフェタミンを発見し逮捕・勾留された。
地元警察はAFPに対し、5日の夜の車内捜索で40万錠を発見した後、「僧侶の寺院で新たに420万錠を見つけた」と述べた。
ミャンマーは世界でも有数の麻薬生産国で、メタンフェタミンやアヘン、大麻が大量に生産されている。同国の昨年の覚せい剤の押収量は、前年比ほぼ2倍で過去最高の9800万錠を記録した。
100万人超のイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)が住む貧しいラカイン州では、特に薬物の密売が増えている。(c)AFP