ロッドマン氏、自動車事故で保護観察処分 社会奉仕活動も
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【2月7日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の元スター選手、デニス・ロッドマン(Dennis Rodman)被告が6日、高速道路を逆走して当て逃げ事故を起こし、社会奉仕活動を言い渡された。検察当局が発表した。
米カリフォルニア(California)州オレンジ郡(Orange County)の検察当局によれば、55歳のロッドマン被告は昨年7月20日の早朝、同州南部のサンタアナ(Santa Ana)の州間高速道路5号線で、多目的スポーツ車(SUV)を進行方向とは逆の南方向へ走行したとされている。このとき同じ車線を走っていたドイツの高級車で黒いBMWは、ロッドマン被告の車両が向かってきたため、衝突を避けようとして分離帯の壁に衝突してしまった。
NBAで通算5度の優勝を経験しているロッドマン被告は、被害に遭った運転手と身元の情報を交換せず、警察が到着する前にその場を走り去ったという。
オレンジ郡上位裁判所(Orange County Superior Court)に出廷しなかったロッドマン被告は、逆車線で車を運転していたことに加え、警察に虚偽の情報を与えたことや無免許運転におよんだことを認めたが、当て逃げの罪については司法取引で取り下げられた。
虚偽陳述の疑いについては、カリフォルニア・ハイウエーパトロール(California Highway Patrol、CHP)がロッドマン被告にかけた電話の内容に関するものだった。
代理人によれば、ロッドマン被告は3年間の保護観察処分と30日間の社会奉仕活動を言い渡され、病院への訪問を希望したとされている。
ロッドマン被告はまた、損害賠償金の支払いと事件の犠牲者や証人を支援するための基金への500ドル(約5万6000円)の寄付を命じられている。(c)AFP